法事におすすめ！仕出し弁当の選び方と注文時の注意点を詳しく解説

法要とは、故人の霊が成仏できるように、身内だけで供養する、もしくは近親者・友人・知人を招いて僧侶に読経してもらう仏事をいいます。

亡くなった日から７日ごとに営まれる「追悼法要」と、一周忌から百回忌までの「年忌法要」を合わせて全部で18回あります。

「初七日」「四十九日」「一周忌」「三回忌」の4回については、近親者・友人・知人・僧侶を招いて大々的に営まれますが、そのほかについては身内だけで行う、もしくは省略されることも多くなっています。

法事とは、もともとは仏の教えを広めることを意味していましたが、現代では法要と法要後の会食も含めた仏事全般を意味する言葉として使用されています。

精進料理などを自宅で用意する場合には、食材の準備からはじまり調理、配膳、後片付けといろいろと手間がかかりますが、仕出し弁当を利用すれば調理済みのお弁当が配達され、片付けも食器の返却だけで済みます。

日頃なかなかお会いできない方と故人をしのぶ大切な時間をゆっくり過ごせるでしょう。

仕出し弁当店によっては、セレモニーホール近くに会食所や貸しホールなどお斎に利用できるスペースを保有しているお店もあります。

法要では、故人と残されたご家族を想い、遠方からお越しになる方も多くいますが、法要後のお斎の会場が近いことで出席者の移動の負担を軽減できます。

故人の親族としては、お忙しい中、ご自身の意志でご出席いただいた皆様には、心を込めて最高のおもてなしをしたいものです。

仕出し弁当は、旬の食材を利用してプロが調理していますので、おいしい料理と温かい気持ちで、ご出席者の「心」と「労」を癒してくれます。

仕出し弁当は、和食が中心となりますが、お料理の量や内容などさまざまな種類のお弁当が選択可能です。

本格的な料理をゆっくり楽しめる「懐石膳」、軽めに上品な料理を楽しめる「折詰弁当」、子供も楽しめる「子供用弁当」など、開催する会食に合わせて選びましょう。

会食代は、セレモニーホール・料亭・ホテルなど利用する会場により異なりますが、1人5千円から1万円程度を目安にするとよいでしょう。

仕出し弁当では、同じくらいの価格水準で、折詰弁当から懐石膳まで幅広く選択可能です。

なお、会食が終わる際に「引き出物」を配るのが一般的ですが、引き出物の相場は1人3千円程度となっています。

以前は、メニューとして精進料理が多く利用されてきましたが、時代の変化とともに「法事だから必ず精進料理」というほどのこだわりはなくなってきました。

仕出し弁当のメニューを選ぶ際も、あまり気にしすぎず、故人が好きだった食べものを中心に自由に選ぶのがよいでしょう。

ただし、年配のご出席者も多いことから和食をメインとしたあっさりした料理や、子供向けの別メニューがあると安心です。

インターネットを利用する場合には、お弁当店のWebサイトで注文から支払決済まで一連の手続きが可能です。

注文したいお弁当をカートに追加し、「注文数量」「お届け希望日時」「お届け先」「配送方法」「支払方法」などの必要情報を登録すれば簡単に注文可能できます。

広告やチラシなどをもとに電話やFAXで注文する場合にも、基本的にはWebサイトでの注文と同様の情報がお店から求められるでしょう。

Webサイト・電話・FAXいずれの場合にも、通常、注文後お店から確認の電話があります。

仕出し弁当店では、食材などに厳選された素材を使用していることも多く、調達・準備にある程度の日数を要することから、電話注文を受けてすぐに配達というわけにはいきません。

希望日時に配達してもらうためには「いつまでに注文する必要があるか」事前に確認しましょう。

仕出し弁当店では、お客様ご指定の日時においしい料理を届けられるように、配達可能エリアが設定されているのが通常です。

法事のお斎で利用する会場が配達エリア内か、事前に確認しましょう。

また配送元からの距離により、配送料が設定されていますので、お弁当の料金とともに配送料も確認しましょう。

仕出し弁当では、一般的に配達が可能となる「最低注文金額」や「最低何人前以上の注文」といった条件が設定されています。利用したいケースが条件を満たしているか確認が必要です。

仕出し弁当の場合、お客様の注文内容に合わせて料理の素材を仕入れ、数日掛けて準備を行うため、注文内容の変更やキャンセルが可能な日時があらかじめ定められています。直前のキャンセルの場合には、キャンセル料が必要になりますので、いつまでなら注文内容の変更・キャンセルが可能か事前に確認をしておきましょう。